雪の鞍馬寺 2

鞍馬と言えば天狗。源義経は少年期に鞍馬寺に預けられ、武術を天狗から教わったと言います。これは伝説なので天狗ではなく天狗の面をつけた源氏の落ち武者かも知れませんが、当時源氏は平治の乱で負け、敗走した源氏の武士らの中には山にこもり世俗から離れて隠遁生活を送っている者もいました。鷹等を狩ってその羽を背につけ天狗の面を被り修験者の恰好で剣術等も 修行していたのかも知れません。彼らは源氏の御曹司義経の護衛兵でもあり、そういう人たちに混じって義経が修行していたと考えても不思議ではありません。
天狗の世界には大天狗や小天狗がいて、都を見下ろす愛宕山の太郎坊が全国の天狗の筆頭格とされ、北東の比叡山の次郎坊と北の鞍馬山の僧正坊(護法魔王尊)という大天狗が日本の八天狗のうちに数えたのも山に囲まれて営む都人が、その山の霊気や天狗伝説を身近に感じたからでしょうか。
天狗と言えば高い鼻を持ち、手には大きな団扇を持っている仙人っぽい姿を想像するかと思います。この姿は鞍馬寺所有の狩野元信筆「鞍馬大僧正坊図」による近代のもので、それ以前の天狗はもともと烏のような嘴と顔、羽を持った半人半鳥の妖怪に近い姿であったり、鬼のような形相の雷神や鬼神等との関連性も指摘されています。山月岡芳年の「義経鞍馬山乃図」の中では鞍馬大僧正坊らが見守る中、義経が武術の相手にしている下っ端の天狗は半人半鳥の妖怪のような姿をしています。それが烏天狗の面をつけた人間なのか、正真正銘の天狗なのかは想像に任せるしかありませんが。

IMKP4665-lr_r2.jpg
1.  本殿金堂の真ん前にある六芒星。この中心が鞍馬寺で最もパワーの強い場所だそうです。

IMKP4683-lr_r2.jpg
2.  本殿金堂の前には2体の阿吽の虎がいます。神獣の虎は御本草の一尊である毘沙門天のお使い。

続きを読む

テーマ : 雪景
ジャンル : 写真

tag : 天狗 雪の京都 鞍馬寺 神社仏閣 下鴨神社 比叡山

雪の鞍馬寺 1

鞍馬山は古代より護法魔王尊のエネルギー(活力)に満ち、そこへ毘沙門天(光明)、千手観音菩薩(慈愛)が加わった三尊が三位一体となった宇宙の大生命「尊天」によって私たちの命は生かされていると言います。そういう意味で京都の最強パワースポットと言われることがあります。
鞍馬寺は何度も行っていますが、雪の鞍馬はこれが3度目。最初は14年ほど前でしたが、その時は叡電鞍馬駅から鞍馬寺、貴船神社、叡電貴船口駅と歩き、自宅から叡電修学院駅までの約10キロを自転車で往復というもので、今にして見れば結構ハードだったようです。
今回はと言うと、自転車で京阪の最寄り駅まで3キロ余。出町柳駅から叡電に乗り継いで鞍馬駅。駅からは鞍馬寺本殿(金堂)まで往復の歩きのみ。14年前と比べて随分楽していますが、天気が良かったあの時よりも今回は積雪が少し多かったかも知れません。それでも歳相応に身体のあちこち悪いし、滑りやすい雪道なので楽とは思っていません。不覚にも石段でつまずいて転びかけましたが、尊天のご加護もあってか無事でありました。感謝感謝! 

IMKP4565-lr_r2.jpg
1.  叡山電鉄鞍馬線二ノ瀬駅。全ての列車がこの駅で離合(列車交換)します。

IMKP4574-lr_r2.jpg
2.  終点鞍馬駅到着。駅舎は寺院の形態をしています。

続きを読む

テーマ : 季節の風景
ジャンル : 写真

tag : 雪の京都 鞍馬寺 神社仏閣 由岐神社 叡電 御神木

30年前の亀山公園展望台からの眺め

写真は30年前の保津峡山陰本線旧線の特急列車です。列車が小さく写っていますがキハ801系の「あさしお」でしょうか?
嵐山の亀山公園展望台から撮っていますが、保津峡や保津川下りの船とトロッコ列車が見下ろせる嵐山のお気に入りの場所です。現在トロッコ列車が走る約7.3キロの路線は30年前当時旧山陰本線だったもので、たまに列車で通った時は車窓から見える保津峡の眺めが楽しみの一つでした。ただ当時は写真が趣味というほどではなかったので車内から撮った写真はありません。山陰本線保津峡方面へ行く機会も少ないまま翌年1989年に山陰本線は現在のルートに変更され、旧線は1991年に嵯峨野観光鉄道として生まれ変わり、トロッコ列車が運行されました。

88hozu01.jpg
   1988年の亀山公園展望台からの眺め。    画像クリックで少し拡大します。

IMGP6771-lr_r2.jpg
   こちらは9年前の春    画像クリックで少し拡大します。

 OLYMPUS OM-2SP
 PENTAX K200D + DA16-45mm F4ED

ブログランキングに参加しています。気に入って頂ければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ 近畿風景写真へ


テーマ : 鉄道写真
ジャンル : 写真

tag : 鉄道 フィルム写真 嵐山 山陰本線 嵯峨野線 保津峡

蔵出し-2017年1月大阪難波などのイルミネーション 2

京都のイルミネーションライトアップはどこも期間が短いので、せめて嵐山の花灯路だけでも春か夏にも実施して欲しいと思っているのですが、大阪のイルミネーションは数が多く、期間も長いので羨ましいですね。
なんばパークスイルミネーションは期間が2017年11月10日から2018年2月25日と特に長いので、クリスマスイルミネーションを見逃したり、冬の間はいつでもクリスマス気分を味わいたい人には有難いですね。また私には関係ないですが冬のデートにはぴったりです。ただしカメラマンは物陰から撮影していると盗撮に間違われかねないのでご用心を。(経験はありませんが( ;∀;))

G8P1050374-lr_r2.jpg
1.  ひきつづき、なんばパークスです。緑が多い場所はパークスガーデンと呼ばれています。

G8P1050368-lr_r2.jpg
2.  渓谷に落ちる滝をイメージしているようです。樹木が多いことで演出効果が上がりますね。

続きを読む

テーマ : イルミネーション
ジャンル : 写真

tag : なんばパークス イルミネーション ライトアップ 道頓堀 夜景

蔵出し-2017年1月大阪難波などのイルミネーション 1

冬型の気圧配置が居座るらしい。これは困ったことです。冬の寒さは体質的に合わず苦手で嫌い。だからスキーなんて行った事もないし、行きたいと思ったことなど一度もありません。寒い日にカメラを持って出かけるのさえ億劫なのですから当然です。
というわけで、冬、特に1月、2月は撮影意欲が極端に低下する季節。雪でも積もれば少しはテンション上がり寒さを乗り切れるのですが、特に昨年12月は紅葉が早々と終わり、中頃に風邪を引いた影響もあって全然撮れずに真冬に突入。この先いつまで引きこもっていることやら、と思う次第。
そんなこんなんで、今回も蔵出し写真です。昨年1月9日に撮った大阪難波のイルミ等の夜景スナップです。時期的にはクリスマスシーズンの12月にアップするのが良かったのですが、忘れていたこともあり、ちょうど1年経ったこのタイミングになりました。(汗)

G8P1050242-lr_r2.jpg
1.  大阪ステーションシティの5F「時空の広場」

G8P1050237-lr_r2.jpg
2.  スノーマン

続きを読む

テーマ : イルミネーション
ジャンル : 写真

tag : イルミネーション ライトアップ 夜景 クリスマス

プロフィール

京あられ

Author:京あられ
生まれも育ちも京都の生粋の京都人の
京あられ(Twitterではkyon21)です。
京都を中心に写真を撮っています。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク