FC2ブログ

永観堂 -2-

高いと言われる永観堂の拝観料について考えてみました。紅葉期の寺宝展期間中は拝観料は他と比べて高く千円もします。確かに高いですが、庭園の拝観と諸堂の拝観がセットになっていると考えればどうでしょう? 代表する紅葉の名所東福寺、天竜寺、清水寺、常寂光寺と比較して見ました。長いので読み飛ばしOK
東福寺は拝観料400円ですが、本坊庭園の拝観料は別に400円必要なので合計800円と考えることが出来ます。紅葉と諸堂・庭園のトータルで考えて、どちらに価値を見出すかによって拝観料の高い安いが判断されると思います。
天龍寺は庭園の拝観料500円。諸堂の拝観料は300円追加で、合計800円で東福寺と同じです。
清水寺は比較的リーズナブルで400円(数年前は300円でした)。境内に飲食店が多く収入源にもなっていると考えられます。また他の寺院と比較して恵まれた広大な自然環境そのものが庭園なので、わざわざ庭園を造らなくても舞台からの眺めを求めて四季を問わず年中参拝者があります。これらのメリットが紅葉期でも400円を維持出来る大きな理由だと考えられます。
常寂光寺は500円(最近まで400円)。ここも自然そのものが庭園で、堂内拝観もないので他の大きなお寺と比較して改築や修理、設備にかかる費用は少ないかも知れませんが、紅葉の時期しか収入にならないのでこの料金だと思います。見るべきポイントが紅葉に包まれた仁王門と続く石段なので、そこへ人が集中して混むのが難点で、ここ何年かご無沙汰しています。
こうして見ると永観堂は条件を揃えれば東福寺と天龍寺の代表的な寺院よりも紅葉期のみ200円高いということになり、この差を高いと見るかどうかは個人それぞれの価値観に関わってくる話です。もし東福寺や天龍寺よりも満足度が高ければ相応の料金だし、満足度が低ければ高いということになるのではないでしょうか。その年の紅葉の出来や天候、タイミングにもよるので判断が難しいのですが、永観堂は見頃ピークを外しても一定の満足感があるので紅葉に絞って見れば一歩リードかな?という所です。また、紅葉期にみかえり阿弥陀様等の重要文化財を拝める有難い+αの要素を考慮すると200円の差は特に気になりません。
ちなみにトイレ(4カ所)や阿弥陀堂のエレベーターなど設備面が充実しているのは永観堂だと思います。東福寺等見てもたいてい女性用トイレは混んでいるものですが、永観堂では気がつかなかった程です。設備と言えば、どこの寺院もバリアフリー化という点では努力されているようですが、まだまだの所も多いと感じます。ただバリアフリー化を徹底すると景観や風情が・・・・・(あわわ、これ以上は言えない)
尚、永観堂ライトアップの拝観料と秋の寺宝展を除く期間の通常料金は600円(12月3日~翌年)です。
追記:アップ寸前で瑠璃光院の拝観料が2000円であることに気が付きました。数年前に行っていますが、もともと不定期公開の拝観料500円で、参拝客を受け入れる為に修理が必要で拝観料が2000円に上がったように記憶(うろ覚えですが)しています。確かにあのお庭は奥深い独特の美しさと雰囲気があり、他にはないかも知れません。しかし2000円もの拝観料はお寺としてはいかがなものか?せいぜい1000円あたりが妥当ではないかという感想です。それでも整理券を出すほどの人気ぶりには驚きます。
だらだらと長くなってしまい失礼しました。

IMKP9407-lr_r2.jpg
1.  阿弥陀堂内からの眺め。阿弥陀堂には御本尊のみかえり阿弥陀如来を拝むことが出来ます。これだけは
   絶対見逃せません。昔は高いと思った拝観料千円が高いと思わなくなった理由の一つです。

IMKP9420-lr_r2.jpg
2.  阿弥陀堂(本堂)から御影堂を見下ろすと結構高い場所に建てられているのがわかります。阿弥陀堂までは
    いくつかの短い階段や緩い勾配の廊下しかないので感覚的には楽ですが、エレベーターもあるので階段が
    苦手でも安心です。

続きを読む

スポンサーサイト

テーマ : 季節の風景
ジャンル : 写真

tag : 永観堂 紅葉 京都 神社仏閣 ねじりまんぽ

紅葉の永観堂 -1-

今回は紅葉の名所では特に有名な永観堂(正式名禅林寺)です。早く色づいた伽藍周辺や放生池周辺は見頃は過ぎているが多かったですが、多くのがあるので全体的には見頃でした。
今年はあいにく紅葉シーズン前に足を痛め、まさに出足をくじかれた形で紅葉巡りに出遅れてしまいました。でも不幸中の幸いと言うか市内では紅葉の見頃が例年より少し遅れた事もあって、シーズン最終の見頃にはぎりぎり間に合ったようです。それでも思い描いていた予定のほとんどをキャンセル・変更せざるを得ず、この度の永観堂も予定していた時期よりも1週間程遅く12月になってしまいました。

IMKP9161-lr_r2.jpg
1.  お決まりのコースなんですが永観堂へ行く前に南禅寺に寄ります。

IMKP9200-lr_r2.jpg
2.  三門の東側

続きを読む

テーマ : 季節の風景
ジャンル : 写真

tag : 紅葉 京都 永観堂 PENTAX 神社仏閣

建仁寺 -2-

前回の続きで、書院から方丈へ移動し、茶室や法堂を見て巡ります。

03G8-P1170944-lr_r2.jpg
1.  方丈の北側にある納骨堂

03G8-P1170949-lr_r2.jpg
2.  方丈西側からスリッパに履き替えて裏庭に出ると茶室「東陽坊」があります。

続きを読む

テーマ : ■京都を撮る■
ジャンル : 写真

tag : 日本庭園 襖絵 天井画 紅葉 神社仏閣 枯山水

建仁寺 -1-

祇園花見小路を南に行ったどんつき(京ことばで突き当りの意)にある建仁寺は宋の国から禅宗を日本に伝えた栄西禅師が開山しました。栄西は中国から茶種を持ち帰り、お茶の栽培を奨励した茶祖でもあります。
美術品では俵屋宗達の「風神雷神図」で有名ですが、桃山時代に海北友松が描いた雲竜図、創建800年の平成14年に小泉淳作画伯によって描かれた法堂天井画「双龍図」でもよく知られています。
もう一つの建仁寺の魅力は書院と渡り廊下に囲まれた潮音庭等の庭です。一般的に庭には正面というものがありますが、この潮音庭は四方正面(どの方角から見ても正面)になるように計算されているそうです。

01G8-P1170891-lr_r2.jpg
1.  どぅどえ 

01G8-P1170895-lr_r2.jpg
2.  複製の風神雷神図屏風

続きを読む

テーマ : ■京都を撮る■
ジャンル : 写真

tag : 建仁寺 禅寺 日本庭園 風神雷神

晩秋の京都府立植物園 -2-

京都府立植物園には原生林の名残が残されていて、そこは「なからぎの森」と呼ばれています。森を囲むように池があり、その周辺にが多く植えられています。午後の太陽が西山に沈む前の1時間程前より、木立の間から射す陽光を追いかけます。お天気次第ではこの時間帯が一番美しい。やわらかい光に包まれた森は鳥の鳴き声だけが聞こえ、黄金色に輝く池に水鳥が波紋を作り、森の美しい黄昏を見せてくれます。

IMKP9040-lr_r2.jpg
1.  池を紅葉が取り囲む

IMKP9045-lr_r2.jpg
2.  対岸には台風の前まではもう少しの木等があったような・・・・・

続きを読む

テーマ : 季節の風景
ジャンル : 写真

tag : 京都府立植物園 紅葉 カモ メタセコイア

プロフィール

京あられ

Author:京あられ
生まれも育ちも京都の生粋の京都人の
京あられ(Twitterではkyon21)です。
京都を中心に写真を撮っています。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク